セイコガニってあまり聞きなれない蟹ですよね!
実は僕も学生時代にはまったく知りませんでした。
ひとことで言うと、『ズワイガニのメス』なんです。
この蟹の特長は、とにかく他の蟹では味わえないほどの美味しい『カニ味噌』が食べれること。
内子(うちこ)と外子(そとこ)と呼ばれるものがあって、内子とは甲羅の中にあるオレンジ色の
卵巣にあたるいわゆる『カニ味噌』の一部です。
外子(そとこ)とは、おなかに抱えている『卵』のこと。
ここまで知っていれば、普通は物知りと思われるでしょうね!でもここから更にもうひとつ!
外子にも色によって呼び方が違うんです!
外子が出来るまでの流れを説明すると、まず内子(卵巣)が成熟して蟹のお尻のほうからお腹の方へと卵を出していきます。卵を抱えたばかりの時、卵の色は内子の色に近いオレンジ色をしています。
この状態の外子のことを、『赤子(あかこ)』と呼びます。卵が孵化するまで、セイコガニは大事に卵を外敵から守り抜きますが、卵が成熟するにつれてだんだんと『焦げ茶色』 に変わっていきます。この状態の卵を『黒子(くろこ)』と呼び、味も濃く珍味として通には大変な人気です。これ、割りと知らない人が多いんですよ。
こういうことを書いちゃうと、黒子のセイコガニを送ってくれというお客様も少なくないのですが^^;)、これがなかなか難しいです。出来る限り黒子に近いものを選んでいますが、数がそろいにくいために理由を説明して納得してもらっています。
『ズワイガニに比べて何でこんなに小さいの?』よくいただくご質問です。
これには『脱皮』が絡んでいます。ズワイガニは1kg級の大きさになるまでに10回とも言われるほどに脱皮をします。どうやって脱皮するかというと、お尻の部分に切れ目が入って後ろ向きにズボっと出てくるんですよ。わかりやすく言うと、甲羅の中身の部分が大きくなってきて、古い甲羅が窮屈になっちゃうんですね。
蟹の身って表面が赤いでしょう?そう、食べるときに見る身の部分です。あれが後の新しい甲羅になる部分なんです。
ズワイガニに対してセイコガニはお腹に卵を抱えると脱皮するのを止めてしまいます。というよりも脱皮できなくなるんですね。一概にこれだけの理由で大きさが変わるわけでもないと思うのですが、大きな理由のひとつと言われています。